2015年 11月 18日

おばちゃん、お帰りなさい

カテゴリー つれづれ日記

昨夜は親友のお母様に
お線香をあげに上がりました。

昨年の夏前に他界した方なのですが
本人のたっての希望で
鹿児島大学の医学部へご献体をなさった方です。

そのお母様の体がお役目を終え、
そしてお骨になっておうちに帰ってきたとのことでした。

 

CFC

ーー

お骨とご遺影とご位牌を前に
なんの種類の涙であろうか
その意味が私にも分からない涙がにじんで参りました。

「お帰りなさい。」

それを伝えるのが精一杯でした。

ーー

医師というお仕事についている方は一人残らず
経験なさっているそうですね。

ーー

数年前に友人が娘としての思いを語ってくれました。

「うちのお母さんが鹿児島大学に献体するんだと
言い始めて 困っているんだよね。

学生さんたちが、本気でありがたいと思ってくれるかなんて
分からないじゃない。

当然の学生の当然の権利として
ふわーとした気持ちでメスを入れられるかもしれないと思うと
賛成できなくてね・・・。

みんなが将来いい医者になるために
必要なことだとは気持ちでは分かっているんだけど。。。。 」

あの時、私はそりゃ当然だ
と思うしかありませんでした。

ーー

ターミナル期をお過ごしになる様子や
お葬式でのお母様のお人柄をあらわす諸々

そして
鹿児島大学から送られた花輪を見たとき
お母様はご意志を貫かれたんだな と思いました。

火葬のないご葬儀

初めてでした。

家族にどれだけの時間とエネルギーを込めて
自分のご意志をお伝えになってきたのだろう。

ーー

お母さんをおうちにお迎えできた娘は
とても嬉しそうで誇らしげでした。

近所のおばちゃんたちが
そのニュースを知って、お線香をあげにやってきたときの
大賑わい振りに思いを馳せていました。

おばちゃん、お帰りなさい。
おばちゃんの命はずっと輝いているよ。

勇気を見せてくれてありがとう。


ひさみ

 

 

 

コメント(0)

コメントを残す