2009年 6月 17日
名前とアイデンティティ
ばあちゃんが認知症にかかっています。
去年の春くらいから、私が誰だか分からなくなってきました。
この頃から私の顔を見かける度
『よかおごじゃがぁ(←鹿児島弁で いい娘さんねえ の意味)』
と言われ続けており、苦笑いをしている日々です(笑)。
そして最近は自分が『ばあちゃん』である事も
忘れてしまったようです。
先日、近所に住むほぼ同じ年の仲の良かった方が
お亡くなりになりました。
そういう事は意味が通じたようで
『かわいそうじゃが・・』とつぶやいた後、
それまで出来ていた事(ベッドから起きてご飯、トイレ、シャワーなどなど)が
出来なくなりました。
困り果ててSOSを出し、老人介護のプロのケアマネージャーに
サポートに来てもらった時に色々と訊ねてみたら
『ショックからそういう風に一時的に機能が劣ることは、ままあります。
今、頑張り時です。』とのお返事でした。
彼らがデイサービスにばあちゃんを連れ出す様子や
デイサービスの中でどんな風に接しているのか
くまなく観察していました。
(NLPのキャリブレーションとモデリングのスキルがとても役立ちました。)
大きな点にいくつか気づきました。
①呼びかけ声が『としこさん、としこさん』
②動作をさせる時は、その旨が本人の理解まで到達しているかを
何より大切にする
③それを確認した後、相手のペースで事を進める
これを徹底されていました。
特に一番びっくりしたのは、ばあちゃんが
『としこさん』と呼びかけると『はい』とすかさず、お返事することです。
『ばあちゃん』と呼びかけても、この返事は全く出ないのです。
素知らぬ顔をしています。
先日私のNLPトレーナーの菊池さんが
お坊さんとしてのお名前『龍全さん』になられました。
その時、『名前にはビリーフがたくさん引っ付いていたことが分かりました。』
と感想をおっしゃっていました。
また福岡の敏腕プロモーターさんも『尉川太尊さん』にビジネスネームの
変更をされたばかりですが、こちらの方も首の痛みがとれ、すっきりされたそうです。
その人そのものを表す『名前』が
アイデンティティレベルで一番深度の深いものなのだなあ と感じています。
私は、事を伝え用事を済ます事を最優先にできるのですんなり、
ばあちゃんに『としこさん』と呼びかけられますが
娘であり、ずーと同居している義母は何か別の思いがあるようで
ふざけないとなかなか言えないようです・・
これもまた『真実』だなあと感じています。
私はただ、ケアマネージャーの技を盗む日々です。
ひさみ
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